2024年09月11日( 水 )

大明自動車(日置市)と大崎運送(西海市)に行政処分 九州運輸局

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ペーパー車検で自動車整備の指定取り消し

 9日、国土交通省九州運輸局は、(有)大明自動車(本社:鹿児島県日置市)に対して、自動車特定整備事業の認証と指定自動車整備事業の指定の取消などを行ったことを発表した。

 発表によると同社は、少なくとも3台の自動車に対して、検査員が適切な点検や整備を行わないまま書類上だけで検査を完了し保安基準適合証を交付する、いわゆる「ペーパー車検」を行っていた。また、役員の一部が懲役刑に処せられていたにもかかわらず、必要な変更届を提出しなかったことも問題視された。

 その結果、九州運輸局は同社に対して、地方運輸局長が認証する自動車特定整備事業の認証を取り消し、国からの指定を受けて行う指定自動車整備事業の指定も取消した。これにより同社は民間車検場としての資格を失った。

名義貸しで事業停止30日

 同日、国土交通省九州運輸局は、(有)大崎運送(本社:長崎県西海市)に対しても30日間の事業停止処分を下したことを発表した。

 発表によると、昨年12月8日に実施された一般監査において、同社が一般貨物自動車運送事業者の名義を他人に利用させていたことが明らかになったためとしている。

【寺村朋輝】

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