10月末、福岡県司法書士会所属の司法書士が業務上横領の罪で、福岡地裁に在宅起訴された。容疑者は成年後見人として管理していた貯金口座から約760万円を横領したとされる。法を司る職業だけに、驚きとともに報じられたが、どうやら同司法書士会はそれ以外にも悩みの種を抱えているようだ。
昨年からこれまでに、同司法書士会所属の司法書士2名が行方不明であるというのだ。1名は昨年8月より、またもう1名は今年5月より行方不明となっており、所在不明のまま、退会処分となっている。同司法書士会によると、「退会処分は会費未納が続いたことによるもの。事務所および登録された住所を再三訪ねたが、両名とも所在の確認はできないまま。このように所在不明となるケースはこれまでなかった」とコメント。
起訴された井本秀教容疑者については、事務局で事実確認を行い、福岡法務局に報告。12月末までに法務局より処分が下されるようだ。事実を認めているとされ、軽い処分にはならないだろうが、今後、司法書士としての活動は絶望的だろう。
【東城 洋平】
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