2024年12月23日( 月 )

【読者投稿】「青春18きっぷ」のルール変更の記事をめぐって(2)

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 今回は、運輸評論家・堀内重人氏の「青春18きっぷ」に関する記事への読者の意見を紹介する。

 (1)個人的には今回の変更は残念ですが、現場への負荷などのこともあり、やむを得ないかと。「JRの経営上の都合でしかない」とのご意見もありますが、民間企業が経営上の都合を優先するのは当然だと思います。むしろ、長年にわたり、(多少の改変はありましたが)青春18きっぷが維持できたことが奇跡に近いでしょう。

 (2)確かに、我々は、JR全線乗り放題という大サービスを使わせていただいている側としての礼儀が必要であると思います。しかしながら そのサービスを消費するのは我々であって、不便があればそれを申し立てることは合理的な行動です。そして、そういった声を基にして、より消費者のニーズに沿ったサービスが展開されていくようになるのではないでしょうか。青春18きっぷの問題だけではなく、です。

 (3)混雑に拍車をかけるだけ。乗車マナー悪いし廃止してほしいです。

 (4)青春切符の目的を勘違いしています。 当時赤字の国鉄が、国民にもっと乗って欲しいため始めた切符です。JRになり過去の遺物になったようです。

 (5)最悪の改悪。考えた人は乗り鉄ではない。今までのように1日だけ草津温泉に行ったり、次の休みに石和温泉に行く楽しみと利便性がなくなってしまった。サービスしてもらってたくせにという非難には合理性がなく、そういう人は旅の楽しみも知らず可哀想な陰キャなんでしょうね。

 (6)3泊2日の旅をのんびりJRの鈍行で行けるので、喜んでいます。中日の移動は少しですが、交通費の節約ができます。前乗りで、体を休め2日目の目的地に余裕で行けることはいい改革だし、うまく利用したいと思います。

 (7)楽しみがへりました。キップをいちいち買わなくてよいので年寄りにはありがたい存在でした、もう旅することもないでしょ!?

 (8)青春18切符は大赤字ではありません。学校休みの期間、輸送力が空いた部分に、一切列車増発する必要なくして、1万円単位の切符が売れるので、それなりに儲かるから続いてきたのです。JRは中短距離が高く、長距離になるほど安いので、中距離日帰り往復利用が一番お得であり、宿泊費も不要なので、高齢者や家族連れが大いに利用したのです。ただ最近の旅行ブームで、中距離需要でも特急や新幹線に誘導したいJRの意向から、大学生の長期乗り鉄さんでもない以外は興味のない商品に変えられてしまったのです。せめてJR東日本・北海道パス並みの値段で並行在来線もすべてOKにすれば、利用価値もあるのでしょうが、連続5日間ではホテル代をみれば、大半の目的地で損になるはずです。3日間でも微妙です。本来は「隙間商法」であり、通学需要の激減する学休期間での、鉄道会社の小遣い稼ぎだったものが、いつの間にかメジャーな旅行商品になってしまい、JR(東海、西、九州)からすると日帰り近郊需要まで大きく喰われたと判断されたので、こうなったとみています。18キッパーが消えれば、特定の普通列車の異常な混雑もなくなり、それで面倒ごともなくなって、鉄道会社的にはOKなのでしょうが…。ただ、この切符で、この価格だから、旅行してきたという層はたくさんいますので、「旅に出かける人が減るだけ」だと思います。とはいえ観光地はオーバーツーリズムに困っているので、あまりお金を落とさない18キッパーは来られて迷惑なくらいに思われても仕方がないですね。

 (9)ホントに利用者のことを考えているとは思えない。とくに連続日使用は残念です。期間内で、任意日に利用できるのが最大のメリットだったのに…残念ながらこれでは、旅行の方法を改めなければなりません。

 (10)日々のストレス解消に、こっそり1日あちこちの駅で降りて散策などを楽しんでいましたが、仕事柄連休なんて取れないので、今回の改正はとてもとても残念です。5枚セットの磁気対応チケットにして、期間中ならOKのもともとのルールにしていただけるとありがたいですね。結果的に鉄道離れになりませんか?

 (11)今までの使い方ならたしかに改悪ですが、新しい使い方を考えるのは18キッパーの試練だと考えて楽しみ方を一新したら良いと考えます。あきらめたらJRさんの思うつぼだと思いますよ。やってみたい実験もあるし…。ちゃんと対応しているかな?JRさん(笑)。

 JRの今般のルール変更をめぐっては、ユーザーと思われる旅行者からは多くの批判的な声が寄せられたが、主に経営上の理由から理解を示すという意見もみられる。このように記事に対してさまざまな意見が寄せられたことに改めてお礼を申し上げたい。

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