第99回ライオンズクラブ国際大会へ向けて（前）

第99回ライオンズクラブ国際大会ホスト委員会　委員長　不老　安正　氏

　2016年６月24～28日の５日間、『第99回ライオンズクラブ国際大会』が福岡市で開催される。会員３万5,000人の参加が見込まれる国際大会を成功させようと、さまざまな事前準備で多忙を極める、第99回国際大会ホスト委員会・委員長の不老安正氏に話を聞いた。

福岡へ100億円の経済効果を
　――来年６月のライオンズクラブ（以下LC）国際大会が迫っています。福岡市で、これほど大きなLCの大会が行われるのは初めてではないでしょうか。

不老 安正 委員長

　不老　福岡での経済効果は100億円ぐらいになるとの予想です。LC会員３万5,000人の参加が見込まれています。世界中のLC会員が福岡市に集まるのです。
　ライオンズクラブの世界大会は、アメリカやヨーロッパ、アジアなどの世界の一流都市で行われています。日本では1969年と78年に東京、2002年に大阪で開催されており、日本では三都市目です。過去、名古屋が立候補したことがありますが、宿泊施設が不十分だったり市内でパレードの許可が下りなかったりなど、開催地として条件が揃わなかったため、他国に決まりました。
　福岡市が立候補できたのは、6,000室の宿泊施設が用意できる、パレードができる、１万2,000人を収容できるアリーナがあるなどの条件を満たしたからです。福岡市内で1,000室を超す客室を持つのはヒルトン福岡シーホークだけだと思いますが、その90％を押さえました。また市内のほとんどのシティホテルを確保しています。総会とインターナショナルショーが行えるアリーナ会場には福岡ヤフオクドーム、展示場・セミナー会場にはマリンメッセ福岡、国際会議場、福岡サンパレス、福岡国際センターを予定しています。パレードは、１万2,000人の参加を想定していますが、見物客数などを含むと相当数の人出があると予想しています。

　――福岡市の施設や、パレードで公道を使用するのですから、LC以外の方のご協力が大変重要になってきますね。

　不老　それは大丈夫です。これだけの規模の大会なので、県や市の協力なしには実行できません。市内の施設確保には福岡市の高島市長、公道使用については福岡県の小川知事にご尽力いただきました。また一般市民のみなさまのご理解やご協力なしに成功はあり得ないと考えています。
（つづく）
【村重　珠実】

＜COMPANY INFORMATION＞
第99回ライオンズクラブ国際大会　ホスト委員会事務局
事務局長：内海　清
所在地：福岡市中央区地行浜2-2-3 ヒルトン福岡シーホーク707
ＴＥＬ：092-407-8199
ＵＲＬ：http://lions99-fukuoka.jp/index.php