2024年12月22日( 日 )

福岡大学周辺の共住物件、若年者減少後が心配?

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現在2万人を超える学生(院生含む)を擁する福岡大学。その規模は西日本最大級である。福岡大学が居を構える城南エリアは、若者たちを中心に昼夜共に活気づいている。アクセスも地下鉄七隈線をはじめ、福岡市道路城南線も通っているため良好。共住物件のニーズは学生・家族、多岐に渡る層からあると言える。


▲(仮称)七隈6丁目シノケンハーモニーコーポ:木造3階建で延面積は177m2。ワンルームタイプの全6戸


 同物件は、建築主は(株)シノケンハーモニーアパート事業本部、設計者は(株)シノケンハーモニー二級建築士事務所で2015年12月着工予定。


▲(仮称)梅林2丁目石岡コーポ:木造地上2階建で延面積は延面積266.27㎡。ワンルームタイプの全8戸


 同物件は、建築主は個人、設計者は伊藤建築設計事務所で2015年11に着工した。


 いずれも地下鉄七隈線福大前駅より徒歩15分程度。周辺には、飲食店を中心に学生向けの料金設定がなされた商業施設が多数存在している。住めば都という言葉が、これほどしっくりくるエリアも珍しい。しかし、「2018年問題」に象徴されるように、今後、若年者の数は急速に減少していく。当然、学生の数も減っていくことになる。福岡大学を中心とした学生街とも呼べる城南エリア。乱立する共住物件の今後が、非常に気になるところである。

 

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