2024年11月25日( 月 )

福岡市民泊試験導入~現在、応募は21件

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民泊とは、一般の住居施設をホテル代わりに貸し出す宿泊形態で、定義づけやトラブル防止策など、政府が慎重に議論をしている事柄のひとつだ。14日に民泊サービスの在り方について厚生労働省が検討会を開き、関係者からヒアリングや意見交換を行った。それに先立ち、高島宗一郎福岡市長は8日、民泊の試験的取り組みを発表した。発表の理由は、今月下旬に行われる嵐とEXILEのコンサートの影響により、福岡市内の宿泊施設が足りなくなると予想されたためだ。


 そうしたなか、10日に福岡市のホームページ上で応募書類付きでホスト(宿の提供者)募集の告知があり、14日には福岡市内で宿泊者とホストをつなぐインターネット上のプラットフォームであるAirbnb(エアビーアンドビー)主催で、Airbnbについての説明会が開催された。


 福岡市の担当者によると、ホストの応募件数は10日から15日の朝までで21件という。担当者の話では、EXILEのライブは収容人数がおよそ3万7,000人。日帰りで来る人も多いだろうが、福岡市が宿泊施設の不足に配慮して民泊を行うならば、応募件数が21件では少ないと思われる。


 募集の締め切りは10日から27日まで。民泊できる期間は2015年12月17日~20日(19日の宿泊まで対象)、12月26日~28日(27日の宿泊まで対象)としている。申請して市から認可が下りるまでの期間は1、2日としており、福岡市の担当者よると、市が関与するのは認可を与えるまでで、その後はホストが告知や仲介業者との契約を行うという。民泊に興味がある方は応募してはいかがだろうか。

【川元 浩明】


▼出典
・高島市長 8日市長会見(30:30~)

 

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