アグリス九州事件、初公判で畑野被告ら3人は認否を留保 証拠資料が膨大として
2026年5月20日 15:36
野菜の委託販売を名目に無登録で多額の出資を募り現金をだまし取ったとされる(株)アグリス九州(熊本県宇城市)をめぐる事件で、同社代表取締役だった畑野博樹被告と、江上功被告、澤田勝利被告の3人に対する初公判が20日、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)で開かれた。
起訴状などによると、3人はアグリス九州の経営が実質的に破綻し、配当や元本返還の見込みが厳しい状態だったにもかかわらず出資の勧誘を続け、約495万円と約1,487万円を、被告人らが指定する口座へ入金させたとされる。
これに対して弁護側は検察側が提示した証拠資料が膨大でありまだ精査できていないとして、畑野被告ら3人は起訴内容についての認否を留保した。
「野菜販売委託」で20億円超を集金か
この事件をめぐっては、福岡県警が今年1月、国への登録がないまま野菜販売事業への出資を募ったとして、畑野被告ら3人を金融商品取引法違反の疑いで逮捕。その後、詐欺容疑でも再逮捕していた。
同社は「野菜販売委託」を展開し外形上は農産物取引を装っていたが、月5%相当の高利回りをうたうなどして、18年からの約4年間で全国の約200人から20億円超の資金を集めていたとされる。しかし、事業実態は乏しく、集めた資金を既存の出資者への配当に回す「ポンジ・スキーム」に陥っていたとみられる。
今後の日程
なお、今後の公判予定は現時点で決定しておらず、6月いっぱいで弁護側から証拠に対する意見書の提出が行われ、7月上旬の裁判所・検察・弁護側の打ち合わせを経て、次回期日が改めて指定される見込みとなっている。
アグリス九州関連の詳細記事
アグリス九州についての詳細な過去記事は下記の法人情報ページから確認できます(一部会員限定記事)。
法人情報ページ『(株)アグリス九州』
【寺村朋輝】
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