2024年12月23日( 月 )

イオン国際事業、大幅減益で赤字転落

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 イオン(株)の国際事業は持ち直せるか。2016年2月期連結決算で、国際事業での営業収益は4,264億8,200万円で前期比12.9%増となったが、営業損失24億4,900万円(同比78億400万円減)で赤字転落した。インドネシアにGMS「イオンBSD CITY店」など3店舗、中国で5店舗開設するなど出店が続き、大幅減益は出店コストがかさんだものとみられる。

 イオンは中期的な経営方針の一つにアジア圏へのシフトを掲げており、今期も引き続きベトナムや中国の河北省、湖北省、広東省でSCを開設するなどして事業基盤を強化する。2020年度に営業利益の半分をアジアで稼ぐ方針だが、今後5年間の手法が問われる。

 同社の2016年2月期連結決算は、営業収益が前期比15.5%増の8兆1,767億円、営業利益25.2%増の1,769億円、経常利益17.8%増の1,796億円だったが、当期純利益は85.7%減の60億円だった。法人税の増加が響いたほか、GMS事業で冬物衣料の販売が鈍るなどして営業利益が19.1%減少した。

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