2024年11月26日( 火 )

舛添都知事「ホテル利用は問題なし」 辞職は否定

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money 東京都の舛添要一知事は5月13日、家族旅行の費用を政治資金から支出したのではないかと週刊誌で報じられた疑惑について記者会見し、会議で使用したので問題ないとの見解をあらためて示した。ただ会議に使ったのは家族と宿泊していた部屋であることを認め、政治資金収支報告書の内容を訂正削除し、返金するとした。自身の進退について辞職は否定し、引き続き知事を続けていくことを強調した。

 舛添氏によると、ホテルに対し2013年1月3日に23万7,755円、14年に13万3,345円を支払った。いずれも宿泊していた部屋で事務所関係者と会議を開いていたとし、13年は前年末の衆院選総括と13年の参院選の対応、14年は都知事選立候補への対応について話し合ったと説明した。会議室を使うには憚られる内容だったことから、家族と私的な旅行で宿泊していた部屋を使ったという。このために疑惑を持たれたことは真摯に反省すべきとして、返金する意向を示した。

 また料理店などの飲食については、ほとんどが事務所関係者との打ち合わせであるため問題ないと説明。ただし、いくつかの内容については政治活動と確認できなかったため、それについては政治資金収支報告書の内容を訂正削除し、返金するとした。私的な食事が報告書に掲載されたことについては会計責任者のミスであるとしたが、自身の監督責任はないとした。

 自身の美術コレクションを政治資金で購入したという疑惑については否定。外遊の際に土産として購入した書や版画、リトグラフ、また自筆の書を額装し、その費用を政治資金から賄ったと説明した。美術が趣味であることは認めたが、コレクションについては自費で購入していると強調した。

【平古場 豪】

 

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