2024年12月26日( 木 )

どっちの「家」? 長浜家が中洲の〆ラーメン戦線に参戦

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上川端商店街に5月下旬オープン予定の「元祖ラーメン長浜家」<

上川端商店街に5月下旬オープン予定の「元祖ラーメン長浜家」

 福岡市博多区の上川端商店街に、「元祖ラーメン長浜家」が移転し、5月下旬オープン予定となっている。現場では業者が最後の仕上げにかかっていた。周辺のラーメンファンの間では、この新店が「どっちの「家」か?」と話題になっている。というのも、「元祖ラーメン長浜家」は、長浜ラーメンをウリにする多くの店舗・屋台がひしめく長浜地区に2つあるからだ。

 同じ店名のラーメン店がある事情は複雑。博多ラーメン独特の『替え玉』発祥とされる老舗「元祖 長浜屋」(通称「元祖」)の元従業員が独立して新たに開業したのが、福岡市中央区大手門にある「元祖ラーメン長浜家」。そして、この「長浜家」の元従業員が独立し、同区港に同名の新店を開業した。ファンの間では、前者を「家1」、後者を「家2」と区別されている模様。

 「元祖」「家1」「家2」は、「元祖」の旧店舗跡近くに所在。さらに、子どもへの注意書きをはじめとする内装、入り口に入った瞬間にラーメンを作り始めるため、客は店に入った瞬間にスープの脂の濃さと麺の硬さを、たとえば「ベタカタ」(脂多め、麺硬め)といったように頼む独特の注文システムなど、酷似している特徴は多々。初心者には区別がつかないかもしれない。

 新店舗の場所は、西日本一の歓楽街・中洲から博多橋を渡ってすぐの角地。飲んだ後の〆のラーメンに新たなレパートリーが加わるのは嬉しいところである。はたして、「家」の正体は?小生はネタ作りのために、自分の舌で確かめることにした。

【長丘 萬月】

 

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