第99回ライオンズクラブ国際大会を振り返って(前)
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第99回ライオンズクラブ国際大会ホスト委員会
委員長 不老 安正 氏今年6月24日から28日までの5日間、『第99回ライオンズクラブ国際大会』が福岡市で盛大に開催された。世界中からライオンズクラブの会員約3万8,000人が集結。「インターナショナル・パレード」や九州各地の名産を揃えた物産展「ライオンズマーケット」、航空自衛隊のブルーインパルス展示飛行などさまざまなイベントが行われ、福岡市で過去最大の国際コンベンションとなった。第99回ライオンズクラブ国際大会ホスト委員会の委員長を務めた不老安正氏に話を聞いた。
(聞き手:弊社代表・児玉 直)
世界と福岡をつなぐ国際大会――まずは国際大会の大成功おめでとうございます。
不老 ありがとうございます。福岡国際大会はとても素晴らしかったと、国際協会からの評価もいただきました。
2011年、東日本大震災のため、博多駅の九州新幹線全線開通記念イベントで展示飛行するはずだったブルーインパルスが中止になりました。今回は熊本地震が起こりましたが、熊本を元気づけるためにも、ブルーインパルスを飛ばそうということになりました。
国際大会期間中は梅雨の真っ只中。私は「ブルーインパルスは中止になってもいい。インターナショナル・パレードだけは曇りになってほしい」と願っておりました。インターナショナル・パレードは国際大会のハイライトです。これが雨で台無しになると、大会全体に響きます。しかし蓋を開けてみると、25日は概ね曇りで、小雨は降りましたがパレードをするには支障のない天気でした。そして26日は雲1つない見事な晴天。総会後、ヤフオク!ドーム上空をブルーインパルスが飛びました。本当に奇跡としか言いようがありません。
前日の予行演習や本番当日には、全国からブルーインパルスのファンが来ていました。彼らはパイロットが誰だとか、上空に現れる方向や角度だとか、いろいろと詳しい。ホスト委員会事務局には、ブルーインパルスについて多くの問い合わせが寄せられていました。――大会期間中、とくに金曜日(24日)から日曜日(26日)にかけては、福岡市の経済にかなり貢献したのではないでしょうか。中洲周辺の飲食店は、海外や県外からのライオンズメンバーで賑わったと聞きます。
不老 そうですか。経済効果が112億円、うち福岡市が52億円と言われていますが、実際のところ正確な数字はわかりません。ただ、世界中のライオンズメンバーが地方都市の福岡を訪れ、歴史や文化に触れ知っていただけたことは、福岡への大きな貢献だと思っています。
博多祇園山笠振興会の会長を務められている豊田侃也さんには、大変良くしてもらいました。日本の伝統文化を世界の方々に知っていただく絶好の機会ということで、神事でもある博多祇園山笠の慣例を破り、いつもなら7月1日から建設される飾り山笠を、国際大会に合わせて6月24日からお披露目してくださいました。本当にありがたいことです(つづく)
【文・構成:村重 珠実】
<OFFICE INFORMATION>
■第99回ライオンズクラブ国際大会 ホスト委員会事務局
事務局長:内海 清
所在地:福岡市中央区地行浜2-2-3 ヒルトン福岡シーホーク707
TEL:092-407-8199
URL:http://lions99-fukuoka.jp/関連記事
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