「地元に尽くす」第99回ライオンクラブ世界大会福岡不老安正委員長
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都市福岡価値1,000億円ブラッシュアップの貢献
厳密に言えば第99回ライオンズクラブ世界大会福岡の期間は6月19日からスタートして28日まであった。ブルーインパルスや1.2万人のパレードに福岡の市民達は度肝を抜かされた。また、ホテルは10日間どこも満席であった。また6月22、23、25日は飲食店も商売繁盛となったようだ。経済効果は100億円~120億円と言われる。果たして、それだけの物質的な計数、銭だけの勘定で済む話ではなかろう。
登録者数3.8万人、外国人ライオンズクラブメンバーの参加者が1.2万人である。これからも1.2万人の外人が集まるイベントの実現可能性はなかろう。この社会的地位のある外国人ライオンズクラブメンバーのすべてが感激しながら口々に「グッド!ワンダフル!」を連発してくれた。
また、一方では「What(えーどうして)?」という不思議な顔も見受けられた。「どうして子供たちが一人で歩いているんだ!!危ないはずだが」という顔をしていたから「福岡、日本ではこれが当たり前だ」と説明した。「Oh!!Safty!!(安全)」と叫んで尊敬の表情になったのは印象的であった。冒頭で指摘した某経済団体は、ライオンズクラブの世界大会のあまりの凄まじさに腰を抜かした。博多山笠の関係者はライオンズクラブ世界大会に呼応して1週間前倒しで山笠開きを行った。「いやーたくさんの外国人に山笠を知ってもらって嬉しかった」と喜びの声をあげてくれた。ライオンズクラブ世界大会の効果・効用の例を述べるには枚挙に暇がない。貢献度合いの結論から言えば「都市福岡の価値を1,000億円ブラッシュアップした」である。
この功労者は一体誰なのか!!日本のラインオンズクラブのメンバー一人一人が世界大会費用を5000円ずつ拠出してくれて、さらに九州地区の仲間たちが1万円上乗せしてくれて総計6億円の資金を捻出したのである。だから最大の功労者は日本ライオンズクラブのメンバーの団結力にあったといえる。そこには常に陣頭指揮を執ってきた不老安正委員長の指導力が欠かせなかった。
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負けを知らない男
不老安正氏とはどういう人物か?まずはクレー射撃選手であるという異色な経歴を持つ人物である。上掲経歴参照のごとくアジア大会団体戦のメンバーとして銅メダルの栄冠に浴した。この世界では麻生太郎財務大臣よりもクレー射撃の腕前は数段上と評されている。このクレー射撃の訓練から「必ず勝つ」という習性を身につけた。加えることこのクレー射撃を通じた人間関係が不老氏の財産になっている。また今回の8月のオリンピック大会においてもコーチ役に就いているので指導多忙である。ライオンズクラブ世界大会が終了したから「暇になった」わけではないのだ。
次に不老氏のライオンズクラブ歴を参照していただきたい。着実にL経歴ではワンステップワンステップ階段を登っていっているのが一目瞭然である。ライオンズの組織でも負けを知らない男なのだ。2009年から11年の間、国際理事に就任している。この期間に福岡へ世界大会誘致の画策に集中したのである。そしてものの見事に11年4月に福岡誘致に成功したのであった。
不老氏の勝利の詰将棋は「大胆で緻密(ちみつ)」である。10年51回オセアルフォーラム福岡(アジア大会)組織委員会委員長に就く。12年11月51回オセアルフォーラムを福岡で開催する。ここでの苦い運営総括を踏まえて、今回の世界大会の組織変革策もどんどん導入した。事を運ぶのにまったく抜かりがない。クレー射撃の戦いから学び応用実践しているのだ。これであれば負けるわけがない。
「不老」という姓は秦の始皇帝もが羨ましがるものだ。菅原道真が大宰府に左遷された時よりもはるかに古く土着していた。1200年前から梅が枝餅を売っていたかどうか不明(不老氏はかさの家の代表取締役で梅が枝餅を販売している)。道真は寿命があるうちは、さほどの実績は残されていない。死後、神様に祭り上げられたのである。不老安正氏の今回の「都市福岡の価値1,000億円ブラッシュアップ」の貢献は現世の道真公を超えるものであると断言できるものだ。
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