山口銀行「支店長」自殺~その真相に迫る
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NetIB-Newsは、下関ゴルフ倶楽部の杜撰な経営体質を追い続けている。そんななかで、山口銀行豊浦支店長の自殺が判明。『これからどうなる下関ゴルフ倶楽部』(7月29日付)で、<山口銀行豊浦支店長が自殺」の原因は闇の中だが、『下関ゴルフ倶楽部』の処理を巡って責任を負わされ、非業の死を遂げたのではないかとの見方が広がっている。>と掲載。
さらに続報として、9月8日に『波紋広がる山口銀行「支店長」の自殺』を報じたところ、金融関係者、とくに地方銀行の読者の方々から、「不良債権の処理を巡って自殺したのでは、との話が山口銀行側から出ていましたが、業務監査の結果、何もなかったということであり、むしろ下関ゴルフ倶楽部が関係しているのではないでしょうか。ぜひ、その真相に迫って下さい」との要望が、数多く寄せられていた。そこで、山口銀行豊浦支店長の非業の死を探っていくと、以下のことが地元で衆知の事実となっていることがわかった。
(1)山口銀行豊浦支店長が7月20日付で交代。新任の河野浩二新支店長1人が取引への挨拶を開始したことから、「何か大変なことがあったのでは」と、囁かれるきっかけとなったと言われる。
(2)浦喜智嗣豊浦支店長が、三連休最終日の祝日(海の日)の7月18日(月)、自宅近くの墓地の前で自殺したらしいとの話が伝わってきたという。
(3)支店長は亡くなる4日前の7月14日、M社のO社長と面談の約束をしていたが、急きょキャンセルの電話を入れていたことが後日判明。キャンセルは下関ゴルフ倶楽部から呼び出しを受けたためだったとわかり、浦喜支店長の死には「下関ゴルフ倶楽部が関係している」との噂が、地元で一気に広まったと言われる。
(4)支店長の死亡にともなう支店長交代の新聞報道がストップ。真実かどうかは不明だが、「山口銀行が有力な地元代議士事務所に働きかけたからだ」との風評も流れたという。支店長の死が理事長交代へ
9月2日、会員の一部が「ゴルフ半額プレイ」で『社員代表訴訟』の裁判を提訴しており、福田理事長・梅崎キャプテン・田中耕三前理事長・田口三郎元キャプテンの4人に対する証人審問が、午後1時半~午後5時まで山口地裁(下関支部)で開催されていたのだ。
まさに同じ日、福田理事長は脳腫瘍の手術の後遺症のためカツラをかぶり、憔悴しきった姿で林兼産業へ赴き、熊山忠和社長と面談。理事長ポストを中部哲二副理事長(同社専務)と交代したいと申し出たという内密の話が、林兼産業側からリークされたのだ。まさにこの理事長交代の申し出こそが、『支店長自殺の真相を物語っている』証左と言えるのではないだろうか。
はたして、中部副理事長は、返済財源のない約10億円のクラブハウス建て替え資金の調達など、難しい問題を抱えている理事長ポストを引き受けるのだろうか。その去就に周囲の注目が集まっている。【北山 譲】
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