2024年12月23日( 月 )

ボーナス前に胃が痛い~ある介護現場より

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

money 12月にボーナスの支給を受けた方も多いだろう。もらう前は、「気分高揚」。多くの方がそうではないだろうか。

 しかし、ある地方都市の介護従事者は「ボーナス月は胃が痛い」というのである。その男性は介護現場でシフトを組む立場、いわゆる管理職。悩みの理由は、「ボーナスを最後に辞める職員が多い」ということ。同施設でも、12月に主力だった数名が抜けるという。経営陣と現場の温度差は大きく、募集活動が遅れているのも、胃の痛みの原因でもある。今月、退職者が出るというのに、募集をかけたのがクリスマス前。ただでさえ応募が少ないのに、これでは在職者の負担が増えるだけ。「これまでもギリギリでシフトを回していたのに、もう限界だ」と、普段温厚な彼からも投げやりなコメントが。どうやら、2月にはまた2名退職が決まっているようで、胃の痛みは当分収まりそうにない。

【東城 洋平】

 

関連キーワード

関連記事