福岡都心部の不動産価格は今がピークか?果ては伸びるか?
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不動産仲介で福岡有数の実績を誇る会社のA社長が首をすくめる。
「もう理解不能な相場価格だ。近々、バブルが弾けて反動が襲ってくるよ」
今がピークか、果ては伸びるかという質問に対する明確な解答は「場所次第」である。中央区薬院界隈の不動産高騰は白金、大宮と伝染している。容積率400%に満たない川沿いの不動産で坪400万円の取引が成立した。薬院駅の近くでは450万円である。だから、取引総額が20億円に達するのである。
結論を下そう!!この薬院、今泉から白金に向かった南部地区はまだ10~15%の値段アップの余地がある。ところが、だ。博多区博多駅前2丁目では頭打ちから下降線をたどる傾向が表れ始めている。2丁目の裏通りであるが、ホテル用地が坪1,000万円で決済された。「さぁ駅前2丁目裏通りでも坪1,000万円の時代がやってきた」と周辺のビル・土地主所有者たちは小躍りしたものだ。しかし、現実は厳しい。ホテル用地の近くのビルが売りに出されたが、坪1,000万円どころか800万円でも客がまったくつかない。結論としては、博多駅前2丁目、3丁目地区はピークから下落傾向が鮮明になってくるであろうということだ。喜びも悲しみも場所次第、ということになる。
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