納豆の丸美屋がひきわり納豆極小を新発売~熊本城復興企画も継続へ
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(株)丸美屋(本社:熊本県和水町、東健社長)は3月1日、新商品「お城納豆 ひきわり極小」(3パック入り)を発売した。大豆を細かく刻んだ「ひきわり納豆」は全国各地にあるが、さらに細かく刻んである極小タイプは珍しい。「九州では珍しいタイプの商品。タレを加え混ぜるとトロトロでお年寄りにも食べやすいのが特長」と同社はコメントする。
同社のひきわり納豆の特長は、自社で引き割った大豆を使用していること。外注せず、自社で丸大豆を割ってそのまま加工するため、鮮度と美味しさが保たれている。ひきわり納豆は3種類あり、定番の「ひきわり納豆」は鰹タレだが、子供向けの「パワーキッズひきわり」は梅のり風味のタレ、新商品の「極小」には減塩タレが使用されるなど、年齢層に応じて使い分けができるのが特長だ。「トロトロで食べやすく、薬の飲めない子のためのゼリーを想像して欲しい」(同社)。今後、病院、介護施設などでの需要も増えることが予想される。
全国の納豆市場では現在、ひきわり納豆の売れ行きが良く、市場規模も拡大している。「対前年比で105%~110%で推移している。九州では15%のシェアだが、今後も拡大していく可能性を感じている」(同社)とし、新商品開発に繋がった。4月からは“オグシオ”ことバドミントン元日本代表の潮田玲子さんをイメージキャラクターとしたテレビCMの放映も決定。「シオタ、イチオシ。」のキャッチフレーズで、「ひきわり倍増計画」と題し、大々的なキャンペーンに打って出る。
熊本城復興に約440万円寄付
同社は昨年4月の熊本地震の影響こそ少なかったが、同社の看板商品「お城納豆」の元になっている熊本城は甚大な被害を受けた。そこで「熊本城復興支援プロジェクト」を立ち上げ、熊本城のイラストが入った復刻版の納豆「お城納豆マミ」を販売。「納豆を食べて熊本城復興にチカラを!!」をキャッチフレーズに1個の販売につき10円の義援金の寄付を実施した。昨年7月10日~9月30日の約2カ月半で集まった熊本城災害復興支援金は446万6,670円。これを熊本市に贈り、感謝状を受けとった。今後も継続していく方針で、新商品販売に加えて、熊本のシンボル復興のための活動も行っていく。
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