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3台の車両で切り廻していた運転代行会社のドライバーが突然、切りだした。自宅へ運転代行中のことである。「いろいろとお世話になりました。明日でこの道から足を洗います。とてもこの薄給では飯が食えません。うちもドライバーの確保が難しく、今後はオーナーが運転する1台だけになります」と退社(?)を切りだしたのだ。
夜7時半に車を取りに出てきて、仕事を終えて納車するのが朝方4時とか。それで月の稼ぎは15万円足らず。何よりも同業他社と単価競争した結果、ドライバーへの待遇を下げるしか選択の道がなかったのだという。このドライバーが最後に締めくくった言葉は、「今後、運転代行事業は1人1台、個人運営しかできないのではないでしょうか」であった。前代未聞の人減らしは、運転代行業という職業自体の将来を危うくさせている。これからは、酒に酔ってよい気分で電話しても運転代行を捕まえられない時代が到来しそうだ。
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