福岡市空港出資問題、実際に議会を傍聴した市民の声
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再議や審議ストップ、異例づくめの展開となった福岡市空港出資問題。市民はどのように見ていたか、実際に市議会で傍聴を行った方からいただいたご意見を紹介する。
目の当たりにした独断専行
福岡空港の民間委託にともなう出資の是非をめぐり、福岡市議会は4月13日未明から早朝にかけての本会議で採決を行い、運営会社へ出資する条例案が「41対21」で「3分の2」に達せず、否決となった。結果的に、高島市長が提出した出資しないことを前提とした条例案も、議員提出で可決した出資を市長に求める条例案も、どちらも廃案となった異例の事態だ。
今回、私は、議会を傍聴したが、この問題について高島市長の独断専行を目の当たりにした思いだ。2月議会で市長案が約66%の反対で否決、3月には議会からの「出資すべし」との決議案と条例案も66%の賛成で可決されていた。3度にわたり議会の意思が圧倒的に示されたにも関わらず、自ら再議を求めながら委員会の出席要請に応えず、マスコミの取材には「議会は少し乱暴だ」など一方的に主張するばかり。加えて副市長自ら認めている「説明」と称して、個別に議員へ「圧力」をかけたという問題。市長と議会という二元代表制のルールを破壊した高島市長サイド。後味の悪さばかりが残った議会だった。
貴重なご意見ありがとうございます。
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