2024年11月27日( 水 )

日経平均5連騰ならず~九州地銀株も高安まちまち

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 4月27日の東京株式市場における日経平均株価は、ダウ平均株価が前日比▲31ドル46セントの2万975ドル9セントと弱気な取引で終えたことや、ドル円相場が111円台前半で推移していることを受けて、5連騰ならず。前日比▲37円56銭の1万9,251円87銭で取引を終えた。
 その流れを受けて九州地銀の株価も高安まちまちとなった。【別表2】を見ていただきたい。

この表から見えるもの

・そのうち大きく値を上げたのは北九州銀行を傘下に持つ山口FGの+10円で1,252円。次が九州FGの+5円で718円。以下ふくおかFGと佐賀銀行が+2円で、513円と302円。大分銀行と宮崎銀行は前日比±0だった。

・大きく値を下げたのは西日本FHで前日比▲11円の1,096円と乱高下を繰り返している。次が十八銀行で▲6円の351円だった。

・4月25日付のNetIB-Newsで「ふくおかFGと十八銀行の経営統合の行方は」を掲載しているが、債権譲渡を受けると見られている長崎銀行は西日本FHの100%子会社。その親会社である西日本FHと十八銀行の株価がともに下落している。経営統合の難しさを予想しての株価なのだろうか。

日経平均株価は期末の3月31日から4月24日まで1万8千円台で低迷していたが、25日から1万9千円台を回復している。2万円台へのステップとなるのかどうか。明日月末の株価に注目が集まることになりそうだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

▼関連リンク
・ふくおかFGと十八銀行の経営統合の行方は

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