2024年11月25日( 月 )

西鉄大橋駅、特急停車駅へ

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 西日本鉄道(株)(本社:福岡市中央区、倉富純男社長)は21日、西鉄天神大牟田線のダイヤ改正に伴い、今年8月26日より特急列車を大橋駅に停車させると発表した。これにより同駅には、平日だと1日上下65本の特急列車が停車。日中(午前10時~午後5時)は急行列車と特急列車が10分間隔で運行することになる。朝ラッシュの時間帯(午前6時~午前7時)は、上り特急列車が平日2本、土曜・休日3本増発となる。下りの平日午後10時台の特急はこれまでより30分繰り下げて増発し、午後10時32分が終電となる。
 大橋エリアは、商業施設や文教施設などが充実し、福岡都心部へのアクセスも良いことから、人気居住区。1日平均の乗降人員数は35,680名(2016年度実績)となっている。特に通勤・帰宅ラッシュの時間帯はかなり混雑することも多い。特急列車を停車させることで、利便性の向上を目指す。

 また同駅では今年7月から、駅内の「大橋西鉄名店街」リニューアルの開始を予定しており、今後ますます同駅の需要は高まるとみられる。
 「大橋西鉄名店街」は19年春頃までにリニューアル完了予定。

 なお、同社では2021年をめどに「西鉄福岡(天神)駅」にホームドアの整備を進める。同駅の1日の平均利用者は10万人以上で、国土交通省が16年12月に示した「駅ホームにおける安全性向上のための検討会 中間とりまとめ」の優先的整備が求められる駅に該当する。これまで同駅では車両形式の違いなどにより、ホームドアの整備が難しく、設置に至っていなかった。同社はこの問題を解決するために、新しいタイプのホームドアの検討を進めるとしている。

【中尾 眞幸】

 

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