2024年12月23日( 月 )

海難死亡事故との関連性は? 泉勝彦氏が取締役会長を辞任~博多湾環境整備(株)

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法人登記より(赤下線はNetIB編集部)

 昨年11月に発生した海難死亡事故をめぐり、亡くなった社員の遺族との間でトラブルを起こしている地場マリコン・博多湾環境整備(株)(本社:福岡市博多区、木内俊弘代表)。同社の取締役会長の泉勝彦氏が、登記上8月21日付で同社役員を辞任していることがわかった。

 関係者によると、8月21日に開かれた同社の株主総会において泉氏の辞任が発表された。同社は、事故で亡くなった社員の遺族に、泉氏の辞任と木内社長の減給処分という示談の条件を提示していたが、当日、辞任の理由や海難死亡事故に関する説明はなかったという。

 泉氏は、博多湾の4つの漁協(現・福岡市漁協)が共同出資するかたちで1983年2月に設立された同社の創業メンバー。92年8月、2代目の代表取締役社長に就任した。2006年8月に木内氏が3代目の代表取締役社長に就任し、二人代表に移行。11年7月に代表職を辞任し、取締役会長を務めていた。

【山下 康太】

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