2024年11月27日( 水 )

民間交流が両国発展の礎~福岡市で中日友好式典を開催

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 中国駐福岡総領事館主催の「中日国交正常化45周年記念・中華人民共和国成立68周年慶祝式典」が22日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で開かれた。式典には、九州の経済界や自治体の代表を含めた約800人が出席し、親交を深めた。

 式典で挨拶に立った何振良総領事は冒頭、7月の九州北部豪雨被災者に対してお見舞いの言葉を述べるとともに、8月に新疆ウイグル自治区で発生した地震被害に対する日本からの支援について感謝の言葉を述べた。「中日両国は、将来に渡って共に発展していく」と述べた何総領事は、中国の急激な経済発展の推移について具体的な数字を用いて説明。また、中国と日本の関係について「引っ越しができないパートナー」と表現し、両国関係に「複雑で敏感な部分」はあると認めつつも、「両国関係の安定的発展を1日も早く実現する」「中国はこれからも平和的繁栄の道を歩み、全世界の安定化に貢献する」とした。

何振良・総領事。「中国発展の車に(各国が)乗車することで、Win-Winの関係を築く」と述べた。

乾杯の音頭を務めた山崎拓・元自民党副総裁は、「両国が共に発展することを祈る」と述べた

 日本側からは自治体の代表らが祝辞を述べた。福岡県の大曲昭恵副知事は、福岡県と江蘇省が友好提携を結んで今年25周年を迎えることを紹介し、「経済、文化、環境分野の交流とともに青年交流をさらに進展させたい。人と人とのつながりが、両国関係の基礎となる」とした。福岡県議会の樋口明議長は、九州北部豪雨被災地に向けたお見舞いの言葉に対して御礼を述べると、「国と国との関係は難しいこともあるが、草の根交流を続けたい」と強調した。

大曲昭恵・福岡県副知事

樋口明・福岡県議会議長

●来賓リスト
山崎拓/自民党元幹事長、副総裁
武田良太/衆議院議員
鬼木誠/衆議院議員
野田毅/衆議院議員
大曲昭恵/福岡県副知事
草刈厚仁/福岡市副市長
樋口明/福岡県議会議長
守谷正人/福岡県議会副議長
阿部弘樹/日中友好議員連盟会長
小野泰輔/熊本県副知事
岩切秀雄/鹿児島県薩摩川内市市長
副島良彦/佐賀県副知事
横尾俊彦/佐賀県多久市市長
鎌原宣文/宮崎県副知事
横田照夫/宮崎県議会副議長
末次宣正/山口県宇部市副市長
金玉彩/駐福岡大韓民国総領事
イアン・ブレイジア/福岡オーストラリア総領事
グェン・フォン・ホン/在福岡ベトナム社会主義共和国総領事
ジョイ・サクライ/アメリカ領事館主席領事
島谷弘幸/九州国立博物館館長
久保千春/九州大学総長

【NetIB-News編集部】

 

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