【2017衆院選・福岡】「民進党にはプライドも信念もない!!」共産・市田副委員長吠える
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「1%ではなく、99%の国民のための政治を!日本共産党ならそれが主張できる!!」――9月30日にJR博多駅の博多口前広場で行われた日本共産党の街頭演説で、同党副委員長の市田忠義氏が、共産党ならではの強みを、集まった支持者や聴衆に向けて力強く訴えかけた。
この日は、日本共産党から今回の衆院選に立候補予定の福岡1~5区の候補者5名に加え、衆議院議員の田村貴昭氏が登壇。それぞれが今回の衆院選に臨んでの自身の意気込みや心境、これまでの実績、党の強みなどをアピールした。
その後に満を持して登壇した市田副委員長は、自身の演説の冒頭で、「今回の解散は“森友・加計隠しの解散”であり、前代未聞の暴挙」と安倍晋三首相による衆院解散を痛烈に批判。今回の選挙の争点を、「安倍政治をこのまま続けていいのか」が問われているとし、国民の手に立憲主義と平和主義を取り戻す――政治を変える絶好のチャンスと語った。また、アベノミクスで恩恵を受けた富裕層のうち著名な人物の名前を引き合いに出しながら、「1%の富裕層のためではなく、99%の国民のための政治を!――どこの政党がこういったことを言えますか?企業献金も政党助成金も受け取っていない日本共産党だから、それが主張できる!」と、同党ならではの強みをアピールし、集まった支持者らから拍手喝采を浴びた。
さらに、「これだけは触れておかなければならない」としたうえで、民進党の事実上の解答と小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」への合流の件について言及し、「希望の党は“失望の党”であり、“絶望の党”だ。顔ぶれや政策を見ればわかるように、憲法改正を進める自民党の補完勢力。古いしがらみだけの政党だ」と希望の党を厳しく批判。だがそれ以上に、「民進党・前原氏の行為は、重大な背信行為。プライドも信念も、人間の心もない裏切り行為だ」として、ともに安倍・自民党に対して共闘してきたはずの民進党・前原氏の態度について、怒りの声を上げた。
また、その一方で共産党と社民党との候補者の一本化などについて述べ、「市民と野党の共闘の流れにこそ大義がある。それを安倍首相に思い知らせてやろうではありませんか」と締めくくった。
【総選挙取材班】
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