【2017衆院選・福岡6区】無所属・新井氏が地元で決起集会開く
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無所属で出馬した新井富美子氏(福岡6区)は14日、久留米市津福今町で決起集会を行った。選挙戦5日目を迎え、福岡6区では自民優勢の厳しい選挙戦が続くなか、新井氏は自身の地元で支援者らに今以上の結束を呼びかけた。会には民進党の野田国義参議院議員のほか、古賀之士議員らが応援に駆けつけた。
久留米出身で、新井氏の出身高校(明善高校)の先輩にあたる古賀議員は、「今回の選挙戦は、非常にわかりづらい構図だが、無所属で優秀な後輩が頑張っている。新井富美子のために一人でも多くの人に広めてもらいたい」とエールを送った。古賀議員は昨年夏の参院選で自民、公明の候補らを抑えトップ当選。自らの選挙戦の時に受けた支援に改めて感謝の意を述べつつ、「今度は私が支援する番であり、人間力が試されている」と語った。
ベテランの野田国義議員は「今回の解散総選挙に何の意味があるのか」と切り出した。森友加計問題については80%の国民が説明不足と感じていると糾弾。「国政を私物化し、安倍さんのための解散総選挙だ」と痛烈に批判した。「貧困と格差のある社会を変え、みんなでみんなを支え合う温もりのある政治にしていかなければならない。私は八女市長を含めて40年近く政治に携わっているが、選挙には魔法の薬も杖もない。新井富美子を頼むというみなさんの声かけの協力なくしては勝てない」と呼びかけた。
新井富美子氏は、昨年10月の鳩山邦夫衆議院議員の死去に伴う補欠選挙では共産党の支援もあり4万2,000票を獲得して次点となった。「さまざまな方からの支援があり、今まで歩みを続けられた。今回は無所属の選択しかなかった。多くの先生方から『出ないという決断もある』と言われたが、前回の補選以降も『(福岡6区で)やっと投票できる人ができた』『がんばれ』と言ってくださる方がおり、やめるという選択肢はなかった。5日目を迎え厳しさを感じている。私自身、無所属となってから厳しい言葉をかけられることもあった」とここまでの選挙戦を振り返った。
新井氏は早稲田大学を卒業後、インドに渡り、20年近く滞在している。数年前、インターネットなどで日本の現状を見て奮い立ち、格差社会を是正するため、昨年の衆院補選に民進党公認で出馬した経緯を改めて語った。今回2度目の選挙となるが、「今回の選挙は日本が個人を尊重するのか、しないのかの分かれ道になる。そのためにも残り一週間、巻き返したい」と力強く支援者らに呼びかけた。
【総選挙取材班】
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