2024年12月23日( 月 )

【2017衆院選・福岡】「これほど憲法をないがしろにした政権はない」共産・志位委員長

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志位和夫委員長

志位和夫委員長

 18日夕、日本共産党の街頭演説会が博多駅前で開かれた。小雨がパラつくなか、かねてからアナウンスされていた志位和夫委員長の来福を待つ人々が博多口の広いスペースを埋め尽くす。小倉での遊説を終えた志位氏が選挙カーに上ると、支持者からは歓声が上がった。
 壇上には福岡地区の小選挙区から立候補している立川孝彦氏(1区)、松尾律子氏(2区)、新留清隆氏(4区)、田中陽二氏(5区)、小林解子氏(6区)、江口学氏(7区)、真島省三氏(9区)、田村貴昭氏(10区)の各候補が並ぶ。それぞれ挨拶を述べると、各区の支持者と思われる人々からは励ましの声がかかっていた。

多くの聴衆が詰めかけた

多くの聴衆が詰めかけた

 マイクを握った志位氏は、40分におよぶ演説をよどみなく展開。安倍政権を「こんなに憲法をないがしろにした政権は、今までなかった。ぜひ退場していただこうではありませんか」「国難突破解散などといっているが、安倍首相が居座ること自体が国難ではありませんか」と厳しく批判した。
なかでもこの日訪れた沖縄問題については「(安倍政権の)沖縄に対する仕打ちがいかにひどいことか。11日にはまた米軍ヘリが墜落し、沖縄の怒りは沸騰状態だ。沖縄の問題は日本人みんなの問題であることを再認識し、辺野古の新基地建設を撤回させようではありませんか」と聴衆に訴えた。

 民医連をはじめとした支持団体からの参加者も多かったが、足を止めて演説に聞き入る聴衆が多かったのも事実。「比例と小選挙区から、1人でも多くの議員を国会に送ってください」という訴えは、どれだけ有権者に届いただろうか。

候補者と手を取り合って支持を訴える

候補者と手を取り合って支持を訴える

 

【深水 央】

 

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