【2017衆院選・福岡4区】自民・宮内秀樹氏が3期目の当選「政治家としての第2ステージへ」
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「3期目ということで、私の政治家としての第2ステージになります。しっかりと自信をもって、また、皆さま方の意見をしっかりと聞きながら、充実した政治活動をしてまいりたいと思います」。
22日に投開票された第48回衆議院議員選挙で、福岡4区で出馬した自民前職の宮内秀樹氏(55)が3期目の当選を果たし、維新前職の河野正美氏と共産新人の新留清隆氏との三つ巴を制した。
22日夜、福岡県福津市にある宮内氏の選挙事務所には多くの支持者らが集まり、夜8時を回ってすぐに宮内氏の当確が報じられると、事務所内は歓声と拍手に包まれた。また、事務所内に駆けつけていた公明前職で比例単独での出馬の浜地雅一氏の当確もその直後に報じられ、事務所内が再び沸く場面もあった。その後、事務所内に宮内氏が姿を見せると、再びの大歓声と拍手の嵐。支持者らとともに万歳三唱を行い、喜びを分かち合った。前出の公明・浜地氏ら来賓者の挨拶後に登壇した宮内氏は、「多くの方々に、本当に気持ちのこもった選挙戦を展開していただき、“おんぶに抱っこに肩車”というような選挙戦でございました。おかげさまで幸運なことに、今回も8時に当確をいただきました。立派な選挙を戦わせていただきました。本当にありがとうございます」と、最初に集まった支持者らに対するお礼の言葉を述べた。
集まった支持者らは宮内氏について「フットワークが良い」「即戦力かつ行動力がある」「国会での秘書経験も長く、政策面でしっかりしている」「人柄が良い」――などと評しており、3期目および政治家としての第2ステージを迎える宮内氏への期待の声を寄せた。
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振り返ってみれば、まさに宮内氏の圧勝!!――というような選挙戦だった。
前回の衆院選(2014年12月)のときと同様に、維新・河野氏と共産・新留氏との三つ巴戦となった今回の選挙戦だったが、宮内氏は農政連や後援会を中心に組織票を固め、序盤から優勢が伝えられた。22日夜の宮内氏の選挙事務所には、福岡4区の3市7町のうち2市7町の首長が臨席し、支持基盤層の厚さをうかがわせた。
さらに、7日には参議院議員のアントニオ猪木氏が、14日には前厚生労働大臣の塩崎恭久氏が応援に駆けつけるなどの強力な援護射撃も受けたほか、選挙期間中は経済政策を一番に訴えて30~40代の現役世代や無党派層にも支持を拡大。序盤からのリードをそのままに、次点の河野氏にもダブルスコアの得票差を付けて、圧倒的な勝利を収めた。対する日本維新の会・河野氏は選挙期間中、消費増税の凍結や議員定数の削減のほか、教育費の無償化を“一丁目一番地”として訴えてきた。また、福岡4区の地元出身の唯一の候補者として精力的な遊説活動を行ったが、小選挙区での当選は叶わなかった。
共産党・新留氏にとって衆院選は、今回で5度目の挑戦となった。選挙期間中は子育て支援を重点的に訴えて戦ってきたが、支持の拡大につながらず、当選は叶わなかった。
【総選挙取材班】
●福岡4区 開票結果
宮内 秀樹(55) 自民・前 10万4,726票 当選
河野 正美(56) 維新・前 5万1,426票
新留 清隆(62) 共産・新 3万2,340票関連記事
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