【2017衆院選・福岡】18歳・新有権者の政治離れに危機感
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激戦区で戦ったある候補者を支持するAさんは、今回の衆院選の過程で若者の政治離れに強い危機感を持つことになった。自身は日付が変わるまで当落を見届けたものの、選挙の意義を伝えた18歳の息子には当事者意識が芽生えず投票所に出向きすらしなった。また、選挙期間中に数十名の大学生と接する機会があったが、ほとんどが衆院選実施の事実を知らなかった。「選挙の意味、一票の意義を教えない大人の責任は大きい」とするAさんは「デンマークやスウェーデンでは大学の授業にディスカッションが組み込まれる」と教育の重要性を語る。また、「マスコミも是非いろんな形で投票の重要性を伝えて欲しい」と期待する。
「このままでは選挙権年齢の引き下げは何の意味も持たない」。
今回当選した議員は、投票しなかった若者に対する責任も担うことになる。若者の政治意識の向上に、抜本的な取り組みが期待される。
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