北朝鮮ミサイル、米東海岸を射程内か 国連安保理は緊急会合開催へ
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29日午前3時過ぎ、北朝鮮は朝鮮半島西岸の平城(ピョンソン)付近から弾道ミサイル1発を東に向けて発射した。ミサイルは1時間近く飛行し、4時過ぎに青森県西方約250kmの日本海に落下したとみられる。落下したと推定される場所は、日本の排他的経済水域(EEZ)内。
このミサイルは高度4,500km付近まで達したとみられ、これまでの北朝鮮によるミサイル発射では最も高くまで上昇。29日昼に発表された北朝鮮の声明によれば、「アメリカ本土全域を攻撃できる」という。これに対し、安倍晋三首相は発射直後に情報収集や安全確認の徹底を指示。アメリカのトランプ大統領と電話会談し、北朝鮮への圧力を最大限まで高めていくことで一致した。国連安保理は、日米韓3カ国の要請を受けて、29日午後(日本時間30日未明)に緊急会合を開き対応を協議する。
北朝鮮が射程10,000kmを超える弾道ミサイルを保有したとなると、アメリカの西海岸はもちろん、首都ワシントンやニューヨークを含む東海岸までを射程に収めることになる。「非常に深刻な事態だととらえている」というトランプ大統領の言葉は、北朝鮮に対してより強硬な対応に出ることを意味するのだろうか。
【深水 央】
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