武田薬品、本社ビルなどを高島屋に売却

新東京武田ビル（仮称）のイメージ図

　武田薬品工業（株）（本社：東京都中央区、クリストフ　ウェバー社長）は12月1日、子会社の武田薬品不動産（株）が所有する、東京都中央区本社ビル「東京武田ビル」の土地および建物を、百貨店事業の（株）高島屋（本社：大阪市中央区）に有償で譲渡する契約を締結したと発表した。

　譲渡額は495億円。譲渡によって発生する固定資産売却益の約390億円を2018年度下期に計上し、引き渡しは19年3月末に行う予定。譲度にともない、新たに東京都中央区日本橋本町に「新東京武田ビル（仮称）」を建設中で、高さ約123 mで地上24階、地下4階の構造。建物の1階と2階には、自由に出入りすることができる共用スペースを設けるほか、地下1階にはテナント（店舗）が入居するとのこと。2018年春の竣工後、新たな東京本社として使用する予定としている。

【小山　仁】