アデランス、大分大学と脱毛抑制製品の製造販売契約を締結
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(株)アデランス(本社:東京都新宿区、津村佳宏社長)は14日、大分大学と「新規αリポ酸誘導体」を配合したスカルプやスキンケア商品を独占的に製造販売する契約を締結したと発表した。
同社は2013年から大分大学と抗がん剤治療の副作用である脱毛の予防に関して共同研究の契約を締結。抗がん剤の副作用による脱毛に悩まれる患者が多いなか、大分大学医学部で、「新規αリポ酸誘導体」による抗がん剤脱毛の抑制効果について報告されている。当日、都内にある同社ビルで行われた締結式では、同大学の北野正剛学長が、乳がんへの抗がん剤治療の現状と副作用について説明したほか、同大学医学部 消化器・小児外科学講座教授の猪股雅史氏が、「新規αリポ酸誘導体」を用いた抗がん剤脱毛の抑制効果について、同社と共同研究を進める臨床研究結果が発表された。今後は同大学の研究成果を基に、新規αリポ酸誘導体を用いた製品開発および販売を行う。
同社はこれまで、東京大学、大阪大学、東京工業大学と産学連携や企業との共同研究開発を推進。人工毛髪や医療用ウィッグ、育毛・ヘアスカルプケア関連など、毛髪関連などの研究に取り組んでいる。2002年から、病院内に理美容室「病院内ヘアサロン」の開設をスタートさせ、これまで国内30店舗、海外8店舗を展開している(2017年11月末現在)。同サロンでは脱毛に関するご相談やウィッグの提供、アフターケア、理美容技術サービス、メイク・ネイルの施術などをワンストップで提供している。
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