2024年11月23日( 土 )

創エネのまち糸島~小水力発電所の実績紹介

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水彩風景が印象的なパンフレット

 糸島市・生活環境課は、「創エネルギーのまち・いとしま」を目指す同市の取り組みを、広く市内外の人に知ってもらうために、小水力発電所のパンフレット配布を開始した。

 パンフレットで紹介されているのは、糸島市が運営を手がける「白糸の滝小水力発電所」と「瑞梅寺ダム小水力発電所」の2つ。パンフレットは糸島市役所1F、生活環境課前のパンフレットラックで配布されている。

 白糸の滝小水力発電所は、糸島市と九州大学の連携事業として始まり、九州大学の卒業生を中心とするメンバーからなる(株)リバー・ヴィレッジ(本社:福岡市西区、村川友美代表)が発電所設置にともなう水利権(※)を始めとする法的手続きや関係各所との調整、事前調査・設計などを手がけた(詳細はコチラ)。

※水利権:特定の目的のために河川の流水を排他的・独占的に利用する権利。

【小水力発電事業概要・実績】
事業費:4,420万円(財源内訳:糸島市2,030万円/県補助金2,390万円)
    県再生可能エネルギー発電設備導入促進事業を活用
年間発電量(2016年度実績):82,597kWh(一般家庭の約23軒分)
電気の使用・売電による年間収入額(2016年度実績):231万8,617円

白糸の滝小水力発電所

 小水力発電所の設置は、若者の流出により過疎集落化が進む市町村にとっては、エネルギーの地産地消の実現や、地元で雇用を生み出すきっかけづくりになる。
 市町村による設置としては九州初となる「瑞梅寺ダム小水力発電所」と、糸島市と九州大学、そして九州大学卒業生たちの産官学の連携によって実現した「白糸の滝小水力発電所」。その詳細を知ることができるパンフレットに、あなたの故郷に新たな強みをもたらすヒントがあるかもしれない。

<お問い合わせ先>
糸島市・生活環境課
TEL:092-323-1111
FAX:092-321-1139

【代 源太朗】

 

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