リンガーハットが吉野ヶ里町に新工場建設

　「長崎ちゃんぽん」の（株）リンガーハット（本社：東京都品川区、秋本英樹社長）と佐賀県吉野ヶ里町（伊東健吾町長）は8月28日、吉野ヶ里町三田川町舎において、新工場建設に関する進出協定を締結した。

　同社は今回、吉野ヶ里町石動（いしなり）に7,588m²の土地を取得。敷地取得に7,800万円、工場建設に8億5,000万円の計9億2,800万円を投資する予定。新工場では今までよりも一層品質の高いモヤシなどをつくる予定。9月中旬に着工し、来年6月の操業を目指す。

　同社は佐賀県鳥栖市に鳥栖工場を有していたが、老朽化により数年前から新工場建設を検討していた。「当初は、佐賀工場（吉野ヶ里町）に鳥栖工場の機能を移設しようとしたが敷地がないため、今回、新たに工場用地を購入した」（同社広報）。同社は新工場の建設により、2020年度までに15名を新規雇用する。なお、工場では年間3億円の出荷を目指す。

【矢野　寛之】