JP、ヤマト、佐川など、北海道全域で集荷・配達停止相次ぐ

　6日午前3時8分に北海道で発生した地震の影響による、大規模停電や道路の寸断にともなう交通規制の影響で、物流業界では集荷・配達の停止、見合わせが相次いでいる。

　日本郵便（株）では、北海道宛ておよび道内での「ゆうパック」「ゆうパケット」「ゆうメール」の引き受けを停止。道内で引受・配達の郵便物などに大幅な遅れが発生すると発表した。（株）ヤマト運輸も北海道全域で集配を停止。「クール宅急便」と「宅急便タイムサービス」の荷物以外は荷受けを行っているが、「配達に大幅な遅れが見込まれる」としている。

　佐川急便（株）も北海道全域における荷物の集荷・配達および北海道全域宛の「飛脚宅配便」を含むすべての荷物の預かりを一時見合わせている。日本通運（株）は6日午前9時現在、停電による国内航空便の集配店の全店舗で電話が不通となった。また信号機稼働停止などの影響により、安全の確認がとれるまでは道内の集配を停止すると発表した。

　西濃運輸（株）についても北海道全域における集荷・配達を一時見合せ。中日本および西日本からの北海道宛商品の荷受けについては対応する。福山通運（株）では「一部地域で配送の遅延が発生する可能性がある」としている。