2024年12月24日( 火 )

福岡県、健康状態診断サイトの「ひさやま元気予報」の利用を呼び掛け

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▲ひさやま元気予報HP

 福岡県は、九州大学と福岡県糟屋郡久山町が共同で行っている疫学調査「久山町研究」の研究成果を活用し、生活習慣病の発症リスクを天気予報の形式で知らせる情報サイト「ひさやま元気予報」の運用を開始、県民に利用を呼び掛けている。

 「ひさやま元気予報」は、1961年から久山町に住む40歳以上の全住民を対象にした疫学調査で住民の健康診断結果のデータを蓄積している。
 久山町の住民は、全国平均とほぼ同じ年齢・職業分布で、日本の平均的なサンプル集団だったため、疫学調査の地として選定された。
 久山町研究で得られたデータは健診受診率の高さ、住民の協力により、正確な死因がわかる剖検の実施率の高さ、追跡調査の確率の高さにより精度が高い研究データとされている。

 同サイトは今年6月に(株)ディー・エヌ・エー(DeNA)が研究成果に基づき、生活習慣病対策や健康増進の取り組みを推進する情報サイトとして開発したICTツール。
 入力された数値から予測した各疾患の将来の発症に関する情報を把握できるよう、生活習慣病の発症リスクを、天気予報の形式で知らせることで、将来の発症リスクを想定した行動・取り組みを促す。

 同サイトに年齢、体重、血圧、血糖値など入力すれば、糖尿病と心血管病の発症確率を「快晴(0.9倍以下)」から「雷雨(6倍以上)」まで、8段階で表示。運動や禁煙をした場合による発症確率の変化もわかる。県では県民の健康づくりを推進する運動の一環で、健康に興味をもってもらうきっかけとして、今年9月から運用を開始している。

▼関連リンク
・ふくおか健康づくり県民運動情報発信サイト
※「生活習慣病発症予測(ひさやま元気予報)」をクリック
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