2024年12月23日( 月 )

トライアル、今期出店は前期並みの18店 福岡県はスクラップ&ビルド迫られる

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 トライアルカンパニーの今期の出店は前期並みの18店前後になる見通しだ。12月5日オープンした屯田店(札幌市)で16店目となったが、スクラップ&ビルドで2店閉鎖しており、純増ベースでは14店。来年2月に伊勢(三重県)、箕面店(大阪府)のオープンを計画している。

 九州ではこれまでに新富(宮崎県)、柳川西蒲地(福岡県)、鹿屋(鹿児島県)、出水黄金(同)、新八代駅前(熊本県)、豊後高田(大分県)の6店を出した。12日には小型店の新業態「トライアルクイック大野城店」を開設する。

 12月初旬現在の店舗数は229店。うち九州は85店で、最もドミナント化の進んでいる福岡県が45店。

 福岡県は新宮、福岡空港、西港、北九州空港バイパス、上津役、直方店など居抜きで出店した店舗が多く、大半がドル箱店とされる。ニコニコ堂跡の新宮店は2階建てで「コストはかかるが、売上は九州でもトップ級」(同社幹部)。

 居抜き店は老朽化が進み、耐震基準を満たしていない店舗も少なくないと見られ、建替えか移転を迫られている。建替えは地権者との交渉があり現実的には難しい。道路沿いの好立地が多く、移転も簡単ではない。

 佐賀県では全7店がスクラップ&ビルドを終え新店に切り替わったが、店舗の集中する福岡県はこれからが本番だ。

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