2024年11月23日( 土 )

はぴねすくらぶ、景表法違反による措置命令~ダイエット表示に根拠なし

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(消費者庁ホームページより)

 消費者庁と公正取引委員会事務総局九州事務所は17日、(株)はぴねすくらぶ(本社:福岡市中央区、木下弘嗣社長)に対し、景品表示法に基づく措置命令を行ったと発表した。

 同社は2013年10月1日から17年8月3日までの間、商品販売のサイト上で、酵素、酵母などを含有する健康食品「酵母と酵素deさらスルー」(93粒・42粒の2商品)において、「酵素 酵母 乳酸菌の発酵パワーでダイエット!」「生きた酵素と酵母、乳酸菌、さらに白 キクラゲ由来のエイドライフリーWJをたっぷり配合した新しいダイエットサプリ」などと表示。両品とも特段の食事制限をすることなく、成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。同社に表示の合理的根拠を示す資料の提出を求めたが、提出された資料は根拠と認められるものではなかったとしている。

 加えて「使用感・結果には個人差があります。」と、打消しの表示も記載していたが、同庁では「一般消費者が当該表示から受ける42粒入りの効果に関する認識を打ち消すものではない」と判断。2商品の表示内容について、景品表示法で定める「優良誤認」にあたるとして、同社に対し、「景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底する」「再発防止策を講じて、役員および従業員に周知徹底すること」「今後、表示の裏付けとなる合理的な根拠をあらかじめ有することなく、同様の表示を行わないこと」とする措置命令を下した。

 同社は18日、自社ホームページでお詫び文を掲載している。

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