「熊本PARCO」閉店を検討か!?
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全国各地でファッションビル「PARCO」を展開する(株)パルコ(東京都豊島区)が、熊本市中央区で運営する「熊本PARCO」について、閉店を視野に入れた検討に入っているとの一部報道があった。
この件について、パルコの広報担当者は「熊本PARCOの閉店については、弊社が発表したものではない。会社としてさまざまな検討をしているところだが、決まった事実はない」とコメントしている。
熊本PARCOは1986年5月に開業したもので、当時は「大分PARCO」(2011年閉店)についで九州地方で2店舗目の出店だった。熊本城や上通・下通商店街などがある熊本市の中心市街地に位置しており、地上9階・地下1階で売場面積は約9,000m2。ファッションや雑貨などを中心としたテナントが入居し、主に若者を中心に人気を集めてきた。
だが、熊本PARCOが入居するビルは、71年10月に「サンバード長崎屋熊本店」として開業したもので、築50年近くが経過して老朽化が進行していた。また、近隣では、15年9月に閉鎖された「熊本交通センター跡地」で商業施設やバスターミナル、ホテル、分譲マンションなどからなる複合開発が19年9月の開業予定で進んでいるほか、JR九州も熊本駅周辺において駅ビルを核とした大規模再開発を進めており、今後の商業施設間の競合激化が予想されている。
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一方で、同じ九州エリア内では、福岡市中央区の「福岡PARCO」で2月末から4月にかけて、売場面積計約1,800m2のリニューアルが行われる。本館3階部分では3月15日オープン予定で、開業以来最大規模のリニューアルを実施。九州エリア初となる「PUBLIC TOKYO(パブリック トウキョウ)」や「HUF(ハフ)」などが出店する。また、地場・福岡を代表する高級時計・宝飾の専門店「ゆきざき」の新コンセプトショップ「GC YUKIZAKI GF(ジーシー ユキザキ ジーエフ)」(本館1階)や「GC YUKIZAKI 3F(ジーシー ユキザキ スリーエフ)」(本館3階)も出店。新たなファッションアイテムが強化されるほか、牛たん定食の「たんや HAKATA」や九州初出店の焼きスパゲッティ「ローマ軒」などの新規飲食店の導入により、食のバラエティー面も強化される。
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