「建築界のノーベル賞」に大分出身の建築家・磯崎新氏
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「建築界のノーベル賞」と呼ばれ、原則として1年に1人の優れた建築家が選ばれるプリツカー賞の今年の受賞者に、大分出身の建築家の磯崎新氏(87)が選ばれたと、同賞を主宰する米ハイアット財団が発表した。授賞式は5月にパリ郊外のベルサイユ宮殿で開かれる予定。
プリツカー賞は、建築学の分野では世界で最も権威があるとされる賞で、過去には丹下健三氏や安藤忠雄氏、伊東豊雄氏などが受賞しており、日本人の受賞者は磯崎氏で8人目となる。今回の磯崎氏の受賞は、「半世紀以上にわたって建築界に多大なインパクトを与え、真の意味で西洋と東洋の建築を結びつけた」ことが評価された。
磯崎氏は1931年7月、大分市生まれ。「ポストモダン建築」をリードし、日本の現代建築を世界的なレベルに押し上げた建築家の1人とされる。出身地である大分や北部九州でも多くの作品を残しており、ここ福岡では、現在の西日本シティ銀行本店を始め、北九州市立美術館、北九州国際会議場などを手がけたことでも知られる。
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