印刷業界が大成印刷の人材に着目

　あらゆる業界で人手不足が指摘されているなか、印刷業界からも人材確保の困難さが漏れ聞こえてくる。こうしたなか、4月末で工場閉鎖の方針を打ち出していた大成印刷の人材に積極的なアプローチがなされている。

　印刷業界A社の代表は大成印刷の社員について「長年の業界経験は貴重」と評価。A社への転籍を打診している。ただし、各社とも同様の考えをもっており、その人材は他社からも声がかかっているという。

　A社代表は「うちを選んでくれればいいが」と期待を寄せる。かつて同業者の事業環境の変化を、お客を奪う機会ととらえる企業が多かったが、今日欲しいのはお客よりも人材のようだ。

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