2024年11月24日( 日 )

国際情勢フォーラム「米中覇権争いの行方とアジア、日本への影響」、6月5日開催

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※以下の記事で紹介しております国際情勢フォーラムの申し込みは、定員に達したため終了致しました。

 6月5日(水)午後2時~午後4時にかけて、参議院議員会館1階101会議室で国際情勢フォーラム「米中覇権争いの行方とアジア、日本への影響」が開催される。参加費は無料、先着100名まで。詳細は下記の通り。

 世界の2大経済大国の覇権争いは経済・通商分野から軍事・安全保障分野まで拡大する一方である。「新冷戦」と揶揄されることも多いが、その行き着く先には何が待っているのだろうか?トランプ大統領が固執する「アメリカ・ファースト」と習近平国家主席が追求する「一帯一路」経済圏構想。

 直近では5月10日(金)にアメリカが中国からの輸入品2,000億ドル(約22兆2,000億円)相当への関税率を10%から25%に引き上げたことへの報復措置として、中国は同13日(月)に6月1日(土)から600億ドル(約6兆6,000億円)相当のアメリカからの輸入品への関税率を最大25%に引き上げると発表するなど、両者の対立は激化する一方である。

 そのため、日本にとっても、アジア、世界にとっても、アメリカと中国という2頭の巨象とどう向き合うべきか、難しい舵取りが求められるようになった。そこで、米国と中国の内政、外交、地政学的な動向に詳しい2人の専門家をお呼びし、現状分析と近未来の展望を語っていただく。

 グレン・フクシマ氏にはトランプ政権の対外通商政策と国内経済対策について、米国の視点から解説していただく。なぜ、かつてないほど強硬な姿勢で中国に対峙しようとするのか。その勝算は?また、すでに始まった次期大統領選挙戦であるが、共和、民主両党がどのような戦略で勝利へのシナリオを描いているのか、明らかにしてもらう。日米で進める「インド太平洋戦略」の可能性と課題にも触れていただく。

 そして、柯隆氏からは5G(第5世代移動通信システム)や量子コンピュータなど最先端の科学技術や月での資源探査や宇宙エレベーターの開発競争に勝ち抜き、「中国の夢」を実現しようと必死で取り組む習近平政権であるが、そこには落とし穴はないのか?「一帯一路」計画に対する懸念や不信が広がるなか、日中で合意した「第三国市場での共同事業」は実現できるのだろうか?朝鮮半島を含め、アジアで日中が協力し、成功事例を達成できる可能性はどこにあるのか?などについて語っていただく。

 また、6月28日(金)、29日(土)に大阪で行われるG20サミットで、安倍首相はどのようなリーダーシップを発揮できるのか?日本政府はサミットの成功に向け、水面下で米中両国に対する根回し工作にも余念がないが、日本にとっての「切り札」はあるのか?など、舞台裏にも迫ります。政治のみならずビジネスの現場にも詳しい2人の専門家による“米中知的対決”をお見逃しなく!

■討論者プロフィール

グレン・フクシマ氏
 米国先端政策研究所上級研究員。元在日米国商工会議所会頭。元米国大統領府通商代表部(USTR)通商代表補代理(日本・中国担当)。ハーバード大学大学院時代、エズラ・ボーゲル、エドウィン・ライシャワー教授の助手を務めた。USTR時代には現代表のロバート・ライトハイザー氏とともに対日、対中交渉に従事。その後、日本AT&T(株)副社長、アーサー・D・リトル(ジャパン)社長、エアバス・ジャパン社長、会長などを歴任。カリフォルニア州出身の日系3世。慶應義塾大学、東京大学にも留学、研究経験あり。


柯隆(か・りゅう)氏
 (公財)東京財団政策研究所主席研究員。中国経済、開発金融論の専門家。南京金陵科技学院日本語学科卒。愛知大学法経学部卒。名古屋大学大学院経済学修士取得。長銀総合研究所国際調査部研究員。富士通総研経済研究所主席研究員を経て、現職。静岡県立大学グローバル地域センター特任教授を兼務。中国南京市生まれ。


司会兼モデレーター
浜田和幸(はまだ・かずゆき)氏

 国際政治経済学者。米国ジョージ・ワシントン大学政治学博士。北京交通大学客員教授。前参議院議員。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020東京オリンピック・パラリンピック招致委員などを歴任。『ヘッジファンド』(文春新書)、『快人エジソン』(日経ビジネス人文庫)など、ベストセラー多数。

■国際情勢フォーラム「米中覇権争いの行方とアジア、日本への影響」

<日 時>
6月5日(水) 午後2時〜午後4時(受付開始:午後1時40分)

<会 場>
参議院議員会館1階101会議室

<参加費>
無料

<定 員>
先着100名

<主 催>
国際未来科学研究所

<共 催>
(株)データ・マックス

<申込方法>
info@hamadakazuyuki.com 宛に。
住所、氏名、職業、電話番号を明記のうえ、メールしてください。
応募締切は5月31日(金)まで。

※当日はセキュリティの都合上、午後1時40分から参議院議員会館正面入り口の左手にて案内スタッフが入館証をお渡しします。午後2時10分まではスタッフが待機しますが、それ以後に来られた場合は正面受付にて面会票に「101会議室のセミナーに参加するためにきた」と記入のうえ、入館手続きをしてください。
 

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