中国経済新聞に学ぶ~北京新空港 初のテスト飛行に成功 9月開業
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中国東方航空のエアバスA350‐900型機が13日午前9時35分、北京大興国際空港の滑走路に着陸した。同機の着陸は北京大興国際空港をメイン拠点とする航空会社の1つである中国東方航空が、同空港における初の航空機テスト飛行に成功したことを意味し、同空港は開港に向けて大きな一歩を踏み出した。「首都の象徴的な重大プロジェクト」である北京大興国際空港は、「国家発展の新しい原動力の源」になると期待されている。
中国の旅客市場は2022年までに米国を抜き、世界最大となる見通しだ。この需要に対応するため、政府は2020年までに全土で74の空港の建設や拡張を行い、年間7億2,000万人の受け入れを目指す。
中でも注目は、北京に新設される北京大興国際空港。2019年9月に開業を予定している。
現在の首都国際空港は容量が限界に達し、航空会社が望む時間の増便はほぼ不可能な状況にある。同空港の3ターミナルを利用する乗客は9,500万人を超え、米アトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港に次ぐ世界2位に浮上した。
新しい大興国際空港は、日本の国立競技場建設において話題になったザハ・ハディド氏の設計によるターミナルを採用しており、チェックインカウンターなどがあるターミナル中心部から5つの搭乗ゲートがあるコンコースが放射状に延び、最も遠いゲートでも600m(約8分)という設計となっている。なお、鉄道もターミナル直下に建設され利用客の移動が極力少なくなるように考えられた設計だ。
開業時までに滑走路4本と巨大なターミナルを建設し、2025年までに年間7,200万人の乗客と200万トンの貨物に対応することを目指す。
いずれは滑走路を計7本に増やし、年間で少なくとも乗客1億人、貨物400万トンを受け入れる、世界最大規模のハブ空港となる。
115億ドル(約1兆3,000億円)をかけたプロジェクトは2014年に始まった。ほぼ完成に近づいたターミナルはハディド氏らしい曲線的な構造で、屋根に設置された窓を通して豊かな自然光が注ぐ。
同空港は、交通渋滞で悪名高い北京の南部にあって、中心部の天安門広場からは50キロほど離れ、東部と北部のオフィス街からはさらに遠い。当局は高速鉄道などの交通網を整備して、この問題に対応するとしている。
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