新・激戦スポットを往く(4)~福岡県水巻町 11月、イオン水巻店跡に大型商業施設進出
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2017年3月閉店したイオン水巻店の跡地で大和ハウス工業子会社のダイワロイヤルによる商業施設「ライフガーデン水巻」の建設が進められている。大規模小売店舗立地法の届出申請によると、店舗面積は8,564m2で11月中旬の開業を目指す。テナントはケーズデンキとダイレックスが決まっている。複数の棟屋が建設中で、両社は独立した建物になる見込み。
同町には大型商業施設「グランモール水巻」があるが、売れ行き不振からテナントが出ていってしまい、残っているのはゲームセンターを除くと大黒天物産の「ラ・ムー」1店だけ。同店を除くと店舗は閉鎖され、ゴーストタウンと化している。
水巻町と同町に隣接する遠賀町はディスカウントストア激戦地で、両町合わせて人口4万7,000人の地域にトライアル、ルミエール、大黒天物産の計5店がひしめく。トライアルは11月、水巻町南部に同町2号店を出す。ダイレックスが進出すると、主なDSが勢ぞろいする。
DSの攻勢で食品スーパーは撤退が続き、町内で残っているのはマックスバリュ九州1社になってしまった。
大和ハウスグループは商業施設の開発を九州各地で推進中で、昨年11月には福岡市東区で「ブランチ福岡下原」を開業、現在は福岡市博多区の「パピヨンプラザ」跡で建設中だ。北九州市若松区学研都市の「フォレオひびきの」もそうで、昨年7月建物は完成したものの、入り手が見つからず空家状態が続いている。
イオンは旧ダイエー店の閉鎖を進めているが、跡には商業施設が新設され、店舗過剰の改善にはなりそうにない。
(この項続く)
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