2024年12月04日( 水 )

京楽産業.、アニメの企画・プロデュース事業に本格参入

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 パチンコメーカー大手、京楽産業.(株)は、KYORAKUグループ内において、アニメ作品の企画・プロデュースを手がける新事業部門「MAGNET」を起ち上げた。

 MAGNETという名前には「マンガ(M)」「アニメ(A)」「ゲーム(G)」「ノベル(N)」「エンターテインメント(ET)」の5つの要素をMAGNET(磁石)が引き寄せ、1つの強力なコンテンツをつくり上げていくという思いが込められている。

 MAGNETでは、アニメ作品の企画・プロデュースを他社と共同で行うことも視野に入れ活動していく方針。また、自社が主導するプロジェクト以外の作品にも積極的に出資し、グループ企業の(株)ダックスプロダクションを通じて、アニメ以外にもヴァーチャルアーティストによるLIVE活動など、幅広く事業を展開していく予定となっている。

 注目されるMAGNET企画・プロデュース作品第一弾は、アニメ映画作品「HUMAN LOST人間失格」。日本文学を代表する太宰治の小説「人間失格」を基に、SF要素を取り入れるなど、大胆な脚色がなされた意欲作だ。監督には「アフロサムライ」「バジリスク~甲賀忍法帖」などのアニメ作品で国内外から注目される木﨑文智氏。脚本には、「天地明察」で吉川英治文学新人賞を受賞した冲方丁氏が名を連ねるなど、最高峰の人材が集結しており、同作品には早くも注目が集まっている。公開は今秋予定(詳細はコチラ)。

従来の『人間失格』のイメージとは大きく異なる

 遊技市場の規模縮小が進む中、KYORAKUグループの新たな収益基盤となるか、注目される。

【代 源太朗】

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