傍(はた)を楽にすれば、仕事はうまくいく~川邊事務所会長・川邊康晴氏による講演会
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ITの発達で、我々の生活やビジネスが大きく変わり始めた。その動きはさらに加速することになる。しかし、まだ変わらないものもある。ITは経営判断に必要な情報を短時間で整理、提供してくれるが、決断するのは人である。西日本シティ銀行(旧・西日本相互銀行)専務を務めた川邊事務所会長・川邊康晴氏は「過去の情報はネットにもあるが、未来の情報は人の頭のなかにある」と表現する。つまり、価値の高い「未来情報」を取り出せるのは、人であるということだ。
川邊氏は幅広い人脈を築き上げ、アライアンス(同盟)ビジネスの仕組みをつくり、コストダウンを始めさまざまなビジネスで成果を上げている。連日、事務所を訪れる人が絶えないのはその表れでもある。アライアンスビジネスを可能にするのは、川邊氏の膨大な人的ネットワークが形成する「未来情報」という鉱脈といえるだろう。未来情報をもつ人がつながることで、新しい商品や価値が生まれる。川邊氏はその水先案内役を務める。
川邊氏は人脈づくりの達人で、それは83歳を迎えた今でも拡大を続けている。根底に流れるのは、傍の人を楽にする「傍楽(はたらく)」という考え方である。傍楽とは、「傍の人を楽にするのが商売人の役割で、人の役に立ち、喜んでもらえることをやり続ければ、商売は末永く繁盛する」という江戸商人の心構えだそうだ。川邊氏は、銀行マン時代から「傍楽」を実践してきた。その結果、人脈やビジネス(アライアンスビジネス)が広がり続けているわけだ。
技術の進歩でビジネスの手法が変わっても、仕事の本質は変わらない。突き詰めれば、我々は「周りを楽にする」ために働いているのであり、そこに喜びを見出しているのではなかろうか。見渡せば、名経営者やトップを走るビジネスパーソンたちの多くは、この「傍を楽にする」ことを実践していると思われる。
「傍を楽にする」考えやビジネスモデルは、IT時代で働き方が変わっても色あせることはない。それどころか、これまで以上に必要とされる考え方であり、ビジネスや生き方の根本である。
データ・マックスは8月26日(月)、川邊会長をお迎えして講演会&懇親会「MAX倶楽部」を開催する。演題は「傍(はた)を楽にすれば、仕事はうまくいく!」~若手ビジネスパーソンに伝えたい仕事の本質~。「傍を楽にする」実践者に、その考え方や新しいビジネスの事例などに触れていただきたい。
■データ・マックス主催、MAX倶楽部 開催概要
<開催日>
2019年8月26日(月)
第1部 特別講演 午後6時~午後7時(会場:午後5時30分)
第2部 懇親会 午後7時10分~午後9時<講 師>
川邊事務所会長 川邊康晴 氏
「傍(はた)を楽にすれば、仕事はうまくいく!」~若手ビジネスパーソンに伝えたい仕事の本質~<会 場>
福岡ガーデンパレス
福岡市中央区天神4-8-15 TEL092-713-1112<会 費>
5,000円(懇親会費込)<定 員>
50名<講師プロフィール>
川邊 康晴(かわべ・やすはる)
1935(昭和10)年8月、福岡市で生まれる。九州大学法学部卒業後、西日本相互銀行(現・西日本シティ銀行)に入行。92年専務、98年西日本経営情報サービス(現・NCBリサーチ&コンサルティング)社長、2001年会長。現在は、川邊事務所会長、(株)Kアライアンス・ジャパン代表取締役会長。著書に『アライアンス・パワー「三方一両得」の経営』、『傍楽』がある。関連記事
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