2024年12月23日( 月 )

ライオンズクラブを本来の姿に─337-A地区の今とこれから─(9)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

側近の目指すものとは

 嘘をついて、さらに「ガバナーエレクト」、すなわち他人を踏み台にしてまで、将来のガバナーに就こうとする側近の原動力は一体、何だろうか?

 「過去のガバナーの行状を間近で見ていて、『これは是正しなければ』という思いがあるのでしょう。その行状とは、お金の流れです。‟側近‟は、それが許せなかったのでしょう。それがきっかけで“必ずガバナーになる。さらに国際理事になる”と決意したようです」という旨のコメントが、側近に近いライオンズクラブのメンバーから寄せられた。

 そんな立派な志があるのなら、なぜ正々堂々と役職に就くための活動をしないのだろうか?取材を通して側近は、事あるごとに逃げ、「権力」や「職権」を狡猾に利用し、たとえ多数から支持されなくとも、ガバナーに立候補できるための役職に就いてきたことが判明した。他人からどう思われようとお構いなしで、半ば強引にそのポジションに就いてきたのである。そのうえで、「将来ガバナー、そして国際理事になって、ライオンズクラブをもっと良くしていく。ガバナー、そして国際理事にならなければ、何も変えることができない」(同上)と思ったようだ。

 その高い志を、2Rクラブ内で誠実に丁寧に、そして地道に説明し続けていれば、大方の理解を得られただろう。その高い志が本当ならの話だが…。

(つづく)
【河原 清明】

(13)
(15)

関連キーワード

関連記事