ライオンズクラブ337-A地区 明るい未来をつくるために(4)
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2017-18年337-A地区 特命報道委員 和田 耕司氏 (1)
1973年にライオンズクラブに入会し、長年において337-A地区で奉仕活動を続ける和田耕司氏。80歳を超えてもなお、その活動への情熱が衰えることはない。
過去、クラブ会長、リジョン・チェアパーソン(RC)などの要職を歴任し、さらに特命報道委員として、ライオンズクラブの活動を画像・映像および文面で幅広く報じる職責に従事している。
337-A地区の歴史を見守り続ける“重鎮”の1人である和田氏に、ライオンズクラブの在り方、そして337-A地区のこれからについて聞いた。
――現況の337-A地区の運営について危機感を抱いているとうかがっております。
和田特命報道委員(以下和田) 私がライオンズクラブの駆け出しの時期に、各地区が結成されて、その地区にガバナーが誕生し、地区を5つのリジョン(R)に分け、今の337-A地区の体制となったのです。そのなかでも、いわゆる知名度が高い人は、福岡市内とその周辺地区に多く、それ以外の地域には少なかったのです。
地区のリーダーであるガバナーの候補者は、それぞれのRから推挙され、毎期4月に開催される年次大会で選出・決定いたします。そのガバナー選出については、5つのRのローテーションで選出されております。当時は、ローテーションに反対するグループが存在しておりました。しかし、それでは知名度が高い人が多い、福岡地区からの選出に偏る可能性があったのです。
ライオンズクラブは、“We Serve”の理念が掲げられた奉仕する団体です。”We Serve”の精神を遵守し、活動していくために、5つのRに分けた体制となったのです。そのローテーションによって、平穏にガバナーが決められておりました。しかし、時が過ぎ、私もライオンズクラブの中堅になったころ、福岡地区のRでは複数のガバナー候補者が出馬するようになりました。2人、多くて3人の候補者が、それぞれ派閥を形成し、出馬したのです。
私も過去、ガバナー候補として出馬いたしましたが、残念ながら落選いたしました。もう終わったことながら、この当時、締め切り後に出馬した候補者を、当時のガバナーが規則を無視して受け付けたルール違反があったのです。さらに、このころから金品の授受、高級菓子などの“ばら撒き”が行われだしたのです。
ライオンズクラブには、公職選挙法のような選挙に関するルールは定められておりません。よって、金品や高級菓子をバラ撒くのはルール違反ではありません。それにつけ込んで、選挙の裏では、金品や高級菓子が飛び交うようになり、現在に至ります。
――確かに、金品や高級菓子をバラ撒くのは、品性に欠けますね
和田 337-A地区の今の実態はそうです。トコロテン方式か選挙でのガバナー選出、どちらが良いのか正解はありませんが、“We Serve”の精神を蔑ろにした行為は、ライオンズクラブにふさわしくありません。自己顕示欲を満たすため、ネームバリューを高めるためのガバナーは、適任ではありません。
自己顕示欲を満たすために活動しているライオンズクラブメンバーは、ライオンズクラブ結成の理念をもう一度読み直せと言いたいです。
(つづく)
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