2024年12月22日( 日 )

【追悼】「艶やかに美しく、芯のある女性」~福岡ホストライオンズクラブ、関戸秀子さん

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
関戸秀子さん

 「艶やかに美しく、芯のある女性」、その言葉がぴったり当てはまる女性が2019年の秋に天国に旅立ちました。福岡ホストライオンズクラブに所属されていた関戸秀子さん、享年70歳という、あまりにも早すぎる旅立ちでした。

 関戸さんとは7年ほど前、データ・マックスの児玉直社長のご紹介で、会食の際に初めてお会いしました。第一印象は「艶やかで美しい先輩」というイメージでした。

 その後、ライオンズの後輩として、何かと声を掛けていただき、交流を深めていくうちに「艶やかで美しく、芯のある女性」なんだという思いが募るようになりました。それからも、何かと気に掛けてくださり、大変お世話になりました。

 忘れられない思い出は多々ありますが、そのなかでも2017年の九州北部豪雨災害時のことはとくに印象に残っています。

 関戸さんは、ライオンズの垣根を越えて、皆さんにお声掛けをし、「今すぐにやるべきこと」として動かれました。その行動力はとても素晴らしく、関戸さんやその周りの方々の努力で、「九州北部豪雨災害支援チャリティーコンサート」開催の運びとなりました。

 その際、微力ながらチャリティーコンサート実行のお手伝いをさせていただきました。すぐ側で関戸さんを見ていた私は「思いの強さ、そして実行力。なおかつご自身も汗をかき、人を動かす。関戸さんはなんて凄い人なんだろう…」と心底思い、そのお手伝いができることが、自分にとってどれだけすばらしい経験になるのかを感じることができました。

 関戸さんは、チャリティーコンサート成功の為に、さまざまな業界のトップの方に協力をお願いされていたのですが、皆さん「関戸さんからのお願いならば協力する!」とすぐに快諾しているのを間近で見て「関戸さんはどれだけの方に愛され、信頼されているのか」と改めて感じました。

 いつも「他者のために自分ができることを」という思いをもって物事に向きあっていた姿が忘れられません。前向きでアクティブで、それでいて品格や思いやりを忘れない、すばらしい先輩でした。

 「まだまだやらなくてはいけないことがあるの」と言っていたのに…。あまりにも早すぎる旅立ちに、残念な気持ちでいっぱいです。

 関戸さんの訃報を聞いた別の先輩は「いい女はね、神様にも好かれちゃうのよね…」と言っていました。本当にその通りで、私から見て最高に「いい女」だと思える人生の先輩でした。

 いつか天国で関戸さんに会える時のためにも、前を向いて生きていきたいと改めて思いました。

 「艶やかに美しく、芯のある女性」

 最高に「いい女」の彼女に心より感謝の気持ちを込めて、ご冥福をお祈りいたします。

福岡博多ライオンズクラブ所属
デザインタスク代表 高橋 祐子

関連キーワード

関連記事