2024年12月22日( 日 )

新型コロナウイルスの影響~日経平均株価先週末比▲483円67銭

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 新型コロナウイルスが世界経済に与える影響は大きく、ニューヨーク市場における先週末24日のダウ平均株価は【表3】の通り、前日比▲ 170.36ドルの2万8,989ドル73セント(▲0.58%)と大きく値を下げて取引を終えている。

 【表1】、【表2】を見ていただきたい。日経平均株価と九州地銀の株価推移表である。

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~この表から見えるもの~

 週が明けた本日27日の東京株式市場の日経平均株価は、大幅に下落して取引が始まった。取引開始直後には先週末比一時500円を超える下げとなった。終値は先週末比▲483円67銭の2万3,343円51銭(先週末比▲2.03%)で取引を終えている。

 上昇していたダウ平均株価の2万9,000ドル割れは、中国の新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が大きな要因となっている。

 東証一部上場の九州地銀7行(含むFG・FH)の株価も、コロナウイルスの影響を受けて全銘柄が大きく下落しているのがわかる。

<まとめ>

 26日には日本国内で4例目の感染が確認された。そのため、安倍晋三首相は今朝の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスによる肺炎を感染症法上の指定感染症に28日の閣議で指定する方針を表明した。指定感染症になると、患者の強制入院や就業制限などが可能になる。日本政府は中国政府と交渉しており、早ければ28日にも民間のチャーター便を使用し、武漢市在住の邦人の希望者全員を帰国させることにしている。

 今夜から始まる27日のダウ平均株価の動静が、世界の株式市場に大きな影響を与えることは間違いないようだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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