サンドラッグ、子会社の出店詐欺報道でコメント

　（株）サンドラッグ（本社：東京都府中市、貞方宏司社長）は28日、一般紙で報道された、同社子会社の（株）サンドラッグファーマシーズの薬局出店に係る報道についてコメントを発表した。

　報道内容は、2014～15年に元コンサルタント会社社長ら2人が、サンドラッグファーマシーズに対し、東京都内にある日本大学附属板橋病院付近に、建設計画にない医療モールが開設されると偽り、「保証金を払えばモール内に調剤薬局を出店できる」といい、保証金名目で2億円を詐取した疑いがあるとして、警視庁捜査2課が2人を詐欺容疑で逮捕したというもの。

　報道について同社は「当該案件は報道記事記載の通り、サンドラッグファーマシーズにて、出店契約に係る保証金を支払ったが、当該相手先代理人弁護士から2017年8月に破産申請する予定との連絡を受け、法的手続きにより鋭意対応している」といい、今後は捜査機関への全面的な協力と、保証金の回収手続に注力するといい、「保証金については18年3月期に引当計上済みで、本件を厳粛に受け止め、再発防止に取り組む」としている。