2024年09月27日( 金 )

キノシネマ天神誕生、映画好きの選択肢がまた1つ

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 福岡市屈指の商業エリア、天神に「キノシネマ天神」が誕生する。キノシネマ天神は、4月28日(火)開業予定の商業施設「カイタックスエアガーデン」内にオープン予定で、キノシネマとしては「キノシネマ横浜みなとみらい」「キノシネマ立川高島屋S.C.館」につぐ3番目の劇場で、九州初進出となる。

 キノシネマの運営を手がけるのは、木下グループの1社で、映画製作・配給などを手がける(株)キノフィルムズ。今回の福岡・天神への出店理由に関して同社の担当者は、「西日本の中心地であり、商業・文化が賑わう大きな街で、当社が提供させていただく作品に多くの方々にご来場いただけることを期待して出店いたしました」とコメント。

 しかし、キノシネマが出店する天神の周辺エリアには、全国のユナイテッド・シネマでもトップクラスの集客力を誇る「ユナイテッド・シネマキャナルシティ13」や「TOHOシネマズ天神ソラリア館」、中洲にある老舗の「大洋映画劇場」など、競合がひしめいている。同社の担当者は、キノシネマ天神において「多くの方々の往来がある国体通り沿いという立地の良さを生かし、若い方から年配の方まで幅広いお客さまにお越しいただける作品を上映していきたいと考えております」と意気込みを語る。

 キノシネマ天神は独自性を打ち出し、福岡の映画館として定着することができるのか。動向が注目される。

【代 源太朗】

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